自転車はペダルを漕いで進みますが、電動で「漕がない自転車」があることをご存じでしょうか？

本記事では、漕がない自転車であるeバイクの特徴やバイクとの違い、eバイクの魅力についてご紹介します。
これからeバイクの購入を考えている方は、特徴や機能について解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

尚、当サイトではeバイクやキックボードなどさまざまな種類の電動バイクについて、以下のようにカテゴリを分けて説明しています。

漕がない自転車とは

漕がない自転車＝eバイクは、形状こそ自転車のような見た目をしていますが、ペダルは漕ぎません。アクセルスロットルを回して進む電動自転車を指します。 ハンドルとサドル、ブレーキがある点は自転車と同じですが、ペダルは漕がずに足乗せとして使います。
「特定小型原動機付自転車」の区分であれば、免許不要、16歳以上から運転することが可能です。ヘルメットも着用義務となっているため、いつでも気軽に乗ることができます。

電動サイクル（フル電動自転車）の特徴

eバイクはその名の通り、自転車ではなくバイク（原付）の扱いになります。ただし、「特定小型原動機付自転車」の規定に則ったモデルであれば、運転する際には免許がいりません。
原付免許がない方は、販売店でどのような区分か確認してみましょう。

同じ「特定小型原動機付自転車」区分で有名なものは、LUUPのようなeキックボードです。eキックボードと比べるとeバイクは着座姿勢のまま進めることが特徴。自転車感覚で乗ることができ、安定性が高い乗り物となっています。長距離を移動するにも便利です。「キックボードタイプは乗るのが怖い…」という際にはeバイクが適しているでしょう。

バイクとの違い

バイクとの大きな違いは、以下の2つです。

●フル電動自転車はペダルでも漕げるバイク

●自転車モードに切り替えられるタイプもある

eバイクは、バイクと自転車の良いところを併せ持った次世代の乗り物と言えるでしょう。

フル電動自転車はペダルでも漕げるバイク

eバイクは原動機およびペダルを備えている車両を指します。一般的な250ccのバイクと 比較してみましょう。

項目	バイク	eバイク
走行距離（航続距離）	約500km	40〜100km
重さ	150〜170kg	スクーター型：60～80kg 立ち乗り型：10～20kg
最高速度	100km/h以上	30～60km/h

いずれもバイクの機能の方が高く見えますが、eバイクで軽いものだと持ち運ぶことも可能なため、置き場所を選びません。また、自転車モードに切り替えられるのも大きなポイントです。

自転車モードに切り替えられるタイプもある

eバイクのなかには、自転車モードに切り替えてペダルを漕げるモデルもあります。 バッテリーの残量がなくなった際や、eバイクでは超えられない急な坂、長距離移動の際など、自転車モードが必要になるシーンは少なくありません。

もちろん、モーター駆動と掛け合わせて電動アシスト自転車のように漕ぐことができます。しかし、電動アシスト自転車とは比べ物にならないハイパワーなのが特徴です。 ハイパワーモデルは普通自動車免許や原付免許が必要になる場合があるため、注意してください。
原付と自転車の特徴を兼ね備えたモデルもあり、自転車モードにしてナンバープレートを隠せば、自転車のように公道を走ることが可能です。

まとめ

「漕がない自転車」eバイクについてご紹介しました。 バイクとの大きな違いは、車両区分です。
性能の差こそあれ、小回りのきく小さな車体やエンジンを不要とするクリーンなエネルギー、持ち運びできる本体重量や自転車モードに切り替えられることなど、バイクにはない魅力と便利さがあります。

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※一般的にはeバイク＝スポーツ型と呼ばれていますが、当サイトでは電動バイク、電動自転車など、総称としてeバイクと記載しています。