街中を颯爽と走る電動キックボードは、「特定小型原動機付自転車（特定小型原付）」に分類されます！ そんな特定小型原付は、ナンバー取得が義務付けられていることをご存知でしょうか？

本記事では、特定小型原付って何？ということから、選び方やナンバーの取得方法などについて詳しく紹介しています！ また、記事の最後にはおすすめの特定小型原付もご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

尚、当サイトでは特定小型原付の分類として、eバイクやキックボードなどさまざまな種類の電動バイクについて、以下のようにカテゴリを分けて説明しています。

特定小型原動機付自転車（特定小型原付）とは

警視庁では、令和5年7月1日から電動モビリティに関する新しいルールが施行されました。電動モビリティにおいて、一定の基準を満たすものについては「特定小型原動機付自転車」に位置付けられます。

電動モビリティとは、簡単にいえば電気の力で動く乗り物のことです。例えば、電気自動車（EV）やマイクロEV、モペット（ペダル付きの電動バイク）、電動キックボードも電動モビリティに該当します。

そんな中でも、特定小型原動機付自転車は最高速度が6km/h以下（速度制御装置で制御されたもの）で、免許が不要のため誰でも乗れるのが特徴です。

また、次の基準を満たすものを特定小型原動機付自転車としています。

●車体サイズは長さ190cm以下、幅60cm以下
●定格出力0.60KW以下の電動機
●時速20km/h以下
●走行中には最高速度の設定変更不可
●AT機構である
●最高速度表示灯がある

ほかにも、道路運送車両法上の保安基準に適合していたり、自動車損害賠償責任保険（共済）の契約をしていたりすることが基準になっています。

また、走行中は安全のために乗車用ヘルメットを着用することが努力義務として義務付けられています。特定小型原動機付自転車はナンバープレートが必要なため、ついていないものは公道を走ることができないため、注意してくださいね。

eバイクNAVIでは、おしゃれで便利なeバイクを多数紹介しています。話題のeバイクが気になった方はぜひこちらもご覧ください。

参考：特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について

特定小型原付にナンバーが必要な理由

特定小型原動機付自転車には、ナンバープレートが必要です。令和5年7月1日に施行された道路交通法の一部を改正する法律（令和４年法律第32号）において、「性能上の最高速度が自転車と同じくらい」などの基準を満たす電動キックボードなどに限って、一般の原付と同じようにナンバープレートをつけなければなりません。

ただし、基準を満たしていないもの（最高速度が20km以上、規定出力以上など）は見た目が電動キックボードでも免許が必要です。 一般原動機付自転車又は自動車の扱いとなり、歩道は走行できず、違反すると罰則の対象になるため気をつけましょう。

もしもナンバープレートをつけないまま公道を走行してしまうと、交通違反となります。罰則として5万円以下の罰金、反則金5,000円を支払うことになるかも…。

ナンバープレートは、特定小型原付の車体サイズに合わせて10cm×10cmほどの正方形の小型ナンバープレートが適用されます。
小さくてかわいいですが、しっかりと手続きしないとナンバープレートは取得できません。手続き方法については、次にご紹介します。

参考：特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について

特定小型原付のナンバー取得方法

特定小型原付のナンバープレートを取得するためには、まずお住まいの自治体の役場にて、「軽自動車税（種別割）申告（報告）書兼標識交付申請書」を提出すればナンバープレートを受け取ることができます。

申請の際、身分証などの各種書類が必要になってくるため、忘れずに持参しましょう。持っていかなければならない書類には、申請書のほかに以下のものがあります。

●販売証明
●届出者の運転免許証などの本人確認書類
●印鑑（自治体による）

販売証明書が手元にない！という場合は、特定小型原付の条件を満たしているということがわかる書類を持っていきましょう。

申請時には、車名と車台番号が必要になります。車台番号は特定小型原付本体に記載されている場合が多いので、確認してみてください。もしわからない場合は、役所で申請する時に書類をもらえば問題ありませんよ。

申請に必要な書類は、お住まいの自治体のホームページにてダウンロードが可能です。

また、ナンバープレートの申請時にかかる手数料は無料で作ることができます。しかし、軽自動車税として2,000円が必要になります。毎年、4月1日時点で特定小型原付を持っている人のところに納付書が送られてきますので、忘れずに支払いましょう。

参考：申告（手続き）に必要なもの

ナンバープレート取得と同時に必要な自賠責保険の手続き

特定小型原付で忘れてはいけないのが、自賠責保険です。公道を走るために必ず必要になってきます。

自賠責保険の加入は難しくなく、コンビニや郵便局、ガソリンスタンド、インターネットで簡単に発行することができます。

特定小型原付の保険費用モデルとして、以下の表にまとめました。

12ヶ月契約	6,650円
24ヶ月契約	8,040円
36ヶ月契約	9,400円
48ヶ月契約	10,730円
60ヶ月契約	12,040円

自賠責保険に加入すると、ステッカーが渡されます。こちらは、ナンバープレートに貼り付ける位置が決められているため、番号にステッカーが被らないよう貼ってくださいね。

自賠責保険に入らず公道を走ってしまうと、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金を支払うことになってしまいます。手続きはすぐにできるため、必ず保険に入ってから公道を運転しましょう。

まとめ

特定小型原動機付自転車（特定小型原付）は、販売され始めてまだ日も浅く、乗るタイミングも「旅先でおしゃれ電動バイクを借りた！」「街中を移動するためにレンタルした」など、使用シーンが限られているのが現状です。

しかし、特定小型原付の人気はグングン上昇しており、今後個人でも所有する人が増えていくことでしょう！

レンタル品はナンバーや自賠責保険がありますが、個人で所有する際はこれらの手続きを忘れずに行ってくださいね。

ライターmiyuがオススメするeバイク

ここからは、eバイク大好きライターmiyuがオススメする特定小型原付をご紹介します！

どのeバイク（特定小型原付）も特徴的で便利な機能が盛りだくさんですよ。

ChatBike

ebesah ChatBikeは、モビリティブランド「ebesah（エベサー）」が製造・販売をする電動バイクです。レトロ感と近未来感が合わさった見た目は、街中で目を惹くこと間違いなし！ChatBikeに乗れれば、風を切り自然との一体感を感じることができるので、いつもの移動をちょっと楽しくしたい方におすすめ！

ChatKart

ebesah Kartは、モビリティブランド「ebesah（エベサー）」が製造・販売をする電動カートです。ChatBikeの四輪版という見た目なので、バイクに乗ったことが無いという人でも安定しているので安心して乗れます！真ん中の箱状の収納スペースのほかに、後部にもカゴがあるので買い物した袋も楽々置けちゃいます。

TK-1

ZEFILL が提供するTK-1は、オフロードバイクのような独特なデザインが特徴の電動バイクです。見た目だけではなく、ブレーキ制御装置やバックミラー、合金ロックなどの安全性やセキュリティ性の高さもドライバーにとって嬉しいポイント！マットブルーメタリックとマットブラックの2色から選べるので、自分の好みに応じて選べます！

SPARK

SPARKは、アベントゥーライフ株式会社が展開するモビリティブランド「VELMO」の商品のひとつです！一定の速度を自動で安定させる、オートクルーズ機能はとっても魅力的。カラーバリエーションも3色あるので、好みの色に出会える可能性が高いのも嬉しいポイント！

MySmart16

MySmart16は、有限会社上山商会が展開する「SunSun e-Mobility」ブランドの商品です。特徴としては、なんといっても車両重要の軽さです！他の商品の半分程度の18.5kgしかないので、女性でも持ち運びがしやすいのも嬉しいポイント。小さく折りたためて、30kg以下の制限もクリアしているので電車にも載せられます！

※一般的にはeバイク＝スポーツ型と呼ばれていますが、当サイトでは電動バイク、電動自転車など、総称としてeバイクと記載しています。